仏閣・仏像その-7(瑞巌寺)

第37回

ドラゴン鑑定

 

松島は日本三景の一つでもあり寺院も(瑞巌寺、五大堂、バラ寺)を有します。

 

瑞巌寺】ご本尊 聖観音菩薩さま  臨済宗妙心寺派  828年開創は(慈覚大師円仁)違うという説もあります。山号も含め松島青龍山瑞巌円福禅寺という。その後 宋の出身蘭渓道隆を2世住持に迎える。

瑞巌寺は一時戦国期に衰退したといわれ、関ヶ原の合戦の勝利をさかいに伊達政宗が再建し、その後塩釜神社など多くの神社、仏閣に力を注ぎます。

 

伊達政宗の死後伊達家の菩提寺となり、政宗の死後息子伊達忠宗政宗の霊廟瑞宝殿を着手し、役1年で完成されたと言います。伊達政宗は瑞宝殿に眠っておます。両脇には殉死いたした15名の家臣も政宗公と一緒に眠っておられます。

 

瑞巌寺の門を入りますとその参道には大きな杉並木が

しかし2011年3.11東北大震災の津波の災害による塩害により300本以上の杉の木が伐採されたと言います。

 

1593年政宗公、朝鮮出兵の帰りに持ち帰ったと言われます紅白の梅、本殿に向って右に紅梅、左に白梅が境内に自らの手で植樹され4月中旬頃に開花しております。

この紅白の梅は臥龍と呼ばれれ、大きな梅の木は龍にみえるのでしょうか?

 

瑞巌寺専門道路入口から参道の杉並木を通リ中門を抜け本堂(国宝)に向います本堂も靴を脱ぎ端から端までがとても長く感じ、ゆっくりと歩いていたのでその様に感じたのかもしれませんがやはり長いです。

 

大名の台所、くり(庫裡)と呼ばれ『国宝』この庫裡と呼ばれる台所には大きな美しい聖観音菩薩立像がケース内で訪れる方に心の安らぎを与えているようでした。場所が違っていたならごめんなさい。

 

瑞巌寺の境内には宝物館があり訪れたならぜひ行かれゆっくり見られたなら一日かかります。宝仏館には三万点の資料がテーマによって展示されております。

さすが伊達家というだけあり、家宝も瑞巌寺、宝物館以外にも見る人の眼を充分和ませてくれます。

 

余談になりますが、伊達政宗豊臣秀吉に初めてのご拝謁(はいえつ)の折、他にも多くの大名が大阪に、伊達政宗は他の大名と一緒では目立たぬという事で一計を案じそれが功を制し、太閤殿下にさすが政宗は伊達ものと言わせたそうな。(40年以上前に読んだ本の一部なので、洋服か何かのことを言ったと記憶しております)

 

伊達政宗公は右目の視力を失いその原因は天然痘と言われ、1636年6.27病死、今でいう食道癌だと言います、文献には政宗死後幕府は江戸で7日4京都で3日服喪の令を出します。御三家以外では考えられない異常な出来事だそうです。

 

徳川家康は秀吉より10年先に生まれたなら天下はもっと早く自分の手にと言い、伊達政宗徳川秀忠、家光・二人の将軍に忠臣を尽くしますが、伊達政宗公もきっと家康と同じことを考えていたのではないでしょうか?

 

そうであれば歴史も大きく変わった事でしょう。

 

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